正直、私は「子どものことでは悩んでいない」と思っていました。
それでも家の中には「またかぁ…。しかたないなぁ。本当にもう!」という言葉があふれていました。
講座では、親自身の性格傾向やストレス対処法なども知ることができて、思わず「あるある!!」
そして子どものタイプを子どもの普段の様子を元に診断してもらいましたが、思っていたものと
違うものが出てきました。
その後はタイプの説明をしてもらい、その子に合った言葉のかけ方、その子だけの褒め方、
その子にしてはいけないことなど、「我が子のためだけの接し方」を教えてもらいました。
私には2人の子どもがいますので、2人分教えていただきました。
正直、あまりにタイプの違う二人で、学んだ内容を家で実践できるのか不安でした。
それでも帰宅してから「ちょっと教わったことを試してみようかな」と軽い気持ちで試してみました。
まず、次女に合った言葉がけで二人に向けて「テレビをピッと消して、ご飯をもぐもぐ食べよう!」
次女はすぐに「お姉ちゃん、消して」」と言いながら食卓へ。
長女は「・・・」聞こえていないのかな?と思うほどの反応でした。
次に同じ場所から同じ声のトーンで、今度は長女に合わせて
「もう7時だからテレビを消して、ご飯を食べよう」と言うと
長女は「うん」と言って自らテレビを消して食卓へ。
実は次女のタイプに合わせて接するのに難しさを感じていました。
「楽しさ満点」「ユーモアたっぷりに」「擬音語を使う」・・・私の苦手なことばかり。
でも、ちょっと試しに自分の出来る範囲でやってみたら、今までよりはるかに子どもの行動が
スムーズになり、泣くこともグズグズすることも減りました。
そして、私がいつもと違う対応をするので、次女だけでなく長女も「ママ、ちょっとおもしろいね」と
笑顔が増えました。
何より私にとって一番良かったのは、長女が「ダメダメな時や、おっちょこちょいな時にかける言葉」を
得たことです。
何かをし忘れたり、おっちょこちょいなことをしてしまった時に長女は「もう、私ってば、だめねぇ」と
半分涙を溜めながらおちゃらけて見せ、泣くのをぐっとガマンしながら頑張っていることがあり、
親である私が見ているだけで苦しくなるくらいでした。
それなのに、私はかけるべき言葉を知らず、ただ冷静に「じゃあ、今やったらいいじゃん」というだけ
でした。
子育てコンサルティング受講後に長女が、「ああ!アレするの忘れてた~!あ~あ・・・」と言った時
「そっかぁ、そういうこともあるよね。でも、あなたでも忘れることもあるのね。ちょっと安心したなぁ」
と私が言うと、一瞬きょとんとして、忘れていたことをスムーズに、泣くこともなく取り組めました。
「子どものことで悩んでいない」と思っていた私ですが、もしかしたら「これ以上どうにもできないから
仕方がない」という言葉で片付けていたのかなと思います。
今よりちょっとだけ使う言葉を変えたり、イントネーションを変えたり、子どものことをもうちょっと知るだけで、
こんなに家の中がストレスフリーになり、育児がしやすくなるんだということを実感しました。
講師の山澤さんの話し方がとても印象的で具体的なので、講座の内容が写真のように頭に残りました。
これからの育児でどんな変化が起こるのか楽しみです。
ありがとうございました。
コメントを残す